大川杉(おおかわすぎ)

 葛城山の麓の西佐味の村のはずれの田んぼの真ん中に大きな杉の木が一本立っています。600年は経っているといわれるこの木は、周りが6mあまりもあり、村の人たちから「大川杉」と呼ばれ親しまれています。
 小高いところにある西佐味には大きな川が無く、昔から水不足で困っていました。あるとき日照り続きの夏があり、小さな川は干しあがってしまい稲や作物が枯れ始めました。そのときに村はずれの大きな杉の木の根の方から水がこんこんと湧いて流れ出ていました。その後、村の人たちはこの大きな杉を大川杉と呼び、お地蔵さんをお祭し、杉の木を守ってきました。

所 在 地 御所市西佐味
交通機関 近鉄御所駅より
五條バスセンター行バス路線「風の森・東佐味」下車
駐 車 場 無し
ト イ レ 無し
自 販 機 ほど近くにお店があります